hostname コマンド
ホスト名を手軽に変更できてしまうhostname
コマンド。
まあ実行には管理者権限が必要なので、ちゃんとユーザーを管理して用途によって使い分けるなどの運用をしていれば恐るるに足らずです。
だけど、やっぱりやってしまうことってあるんだよね。。。
ユーザーの利便性を考えると管理者権限付けてしまう
常にメンテナンスや作業を管理権限ありのユーザーで行うようなシステムって、今でも結構あるもんなんですよね。やっぱ不便なんだよね。
で、冒頭のhostname
コマンドの話になるんだけど、最近エンドユーザーがやっちまいましてね。。。
よく、作業証跡を残すために、サーバーにログイン後はとりあえずhostname
、date
、id
などのコマンドを打つようにしてる環境とかあるわけだけど、これに管理者権限が加わると何気に危険だ。
というのは、hostname
コマンドって、ホスト名の表示だけのコマンドではないんだよね。
Windowsのコマンドプロンプトだとそうだから勘違いしがちだけども。
たった1つのログイン後の誤タイプ
エンドユーザーはいつもログインすると、hostname ; date
って打つことが手癖になってた。
その日はたまたま管理者IDを使ってた。
そして、その日はたまたま手が滑って、hostname date
って打ってしまった。
エンドユーザーは、ミスタイプに気づかず作業続行。
たったこれでその日は大忙しだよね・・・
hostname date
って誤タイプしただけで、ホスト名が「date」に変わってしまったんだから。
ならどうするか?
uname -n
コマンドで代用しましょ。HOSTNAME
環境変数参照しましょ。- プロンプトにホスト名表示させるようにしときましょ。
上記どれかにしとけば、hostname
コマンドの出番は実運用中にはなくなる。
以上、自身の備忘として。